研究課題/領域番号 |
16K16648
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
大西 陽子 久留米大学, 医学部, 助教 (70727586)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | うつ病 / 依存症 / 転写因子 / エピジェネティクス / 行動実験 / コカイン / AP-1 / プロテアソーム / マウス / プロテオソーム / 側坐核 / 薬物依存症 |
研究成果の概要 |
我々は側坐核でdeltaFosBを過剰発現することで、抗うつ的に働き、ストレス後のコカイン依存を増加させ、コカイン感受性自体も増加させていることを報告してきました。そこで、我々はYeast two hybrid法により、deltaFosBの結合パートナーを探索し、いくつかの候補を見つけました。その中で、プロテアソーム機構の一つであるPsmc5に焦点を当てて調べてみたところ、Psmc5は、コカイン投与で側坐核に誘導され、deltaFosB発現を増強し、コカイン感受性を増強させましたが、Psmc5のdeltaFosB結合ドメインの欠失型はそのような効果を示しませんでした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
依存症やうつ病における脳内の分子的変化と行動に対する影響を明らかにすることで、生物学的に脳の順応反応のメカニズムを明らかにできるところが学術的に意義があります。さらに社会的には、アルコール中毒、たばこ中毒、薬物依存、うつ病といった病気の発症メカニズムを明らかにできることで今後の治療方針、治療薬の開発に役立つ。
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