研究課題/領域番号 |
16K16660
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊賀 司 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 特別研究員(PD) (00608185)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 権威主義体制 / 政治的スキャンダル / マレーシア / 1MDB / スキャンダル |
研究成果の概要 |
本科研研究を通じて、マレーシアの事例を通じて権威主義体制とスキャンダルとの関係性を考察した。その結果、権威主義体制下での政治的スキャンダルが政治体制の変動につながるには、体制側も含めた政治エリートによる政治的スキャンダルに対するフレーミングの枠組みに大きく左右される一方で、こうしたフレーミングが効果的に機能する前提として、社会運動等による体制外の活動が一定程度の継続性をもって存在していなければならないことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は権威主義体制と政治的スキャンダルとの関係性について明らかにした研究である。政治的スキャンダルの体制に対する影響は先進民主主義国では研究が進んでいるものの、新興国の権威主義体制下での影響については十分な研究がなされていないため本研究の意義を見出すことができる。また、本研究の実施中に事例とするマレーシアで史上初の政権交代が起こっているが、本研究はその新しい展開についてもフォローしており、学術研究者だけでなく、一般社会に対しても最新の動向とともに知見を広げることが可能となっている。
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