研究課題/領域番号 |
16K16662
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東北大学 (2017-2018) 京都大学 (2016) |
研究代表者 |
田中 利和 東北大学, 東北アジア研究センター, 学術研究員 (50750626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地下足袋 / 履物 / 実践的地域研究 / 協創 / エチオタビ / Ethio-Tabi / 労働履物 / 履物文化 / 実戦的地域研究 / 協働 / BOPビジネス / 人類学 / 文化人類学 / 民俗学 / 経営学 / 社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は20世紀における日本の発明品である労働履物の地下足袋をエチオピアの人びととともにつくる実践のプロセスを対象に調査した。地域の技術と素材を用いたエチオピア産地下足袋の試作品は2017年1月21日に、調査地ウォリソの皮革製靴職人のカッバラ氏によって制作された。私達はこの地下足袋を、グローバルな文脈で呼ぶ時はエチオタビと名付けた。研究期間中に合計19タイプ、220足以上のエチオタビを、農民、職人、研究者の関係性に着目し、ともにデザインすることによって制作した。最終的に、現地での宣伝と販売の調査を通じて、持続的なエチオタビ協創の枠組みを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的成果は、日本の発明品である地下足袋の履物としての特性と需要と制作可能性をエチオピアにおける実践的な調査を通じて文化の側面から明らかにしたことである。また、裸足での農作業中の怪我や、足の疾病に関する差別といった、現地の社会課題に対し、地下足袋にまつわる人びととの協創によって持続的な解決を目指し取り組んできた点で学術的意義がある。また、地下足袋制作による現地雇用の創出・産業活性化という点で社会的意義がある。
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