研究課題/領域番号 |
16K16663
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木村 友美 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (00637077)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 食習慣 / 伝統食 / ヒマラヤ高地 / フィールド栄養学 / 食の変化 / チベット / 食と健康 / 伝統的食文化の変容 / 食 / チベット難民 / 遊牧民 / 公衆衛生学 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヒマラヤ高地において伝統的な食事である大麦に注目し、大麦の摂取を中心とした「ヒマラヤ式食事」が、生活習慣病の改善につながるかを探求することを目的とし、インド・ラダーク地域において調査をおこなった。大麦を中心とした伝統的食事に、野菜類等の多様性がくわわった「ヒマラヤ式食事」をもとに地域背景をふまえた栄養指導を実施し縦断的にフォローした。ヒマラヤ高地の食については、食事の中心とされてきた大麦について、その栄養成分と健康への影響についてまとめた。ラダーク地域の農村部ドムカル村における栄養調査データを分析し、近年の食物摂取の変化の実態を示すとともに、食の変化の健康への影響を考察している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、地域にそくした伝統食をもつヒマラヤ高地において「新・ヒマラヤ式食事」を探求する点に独創性・新規性がある。さらに、調査手法として、既存の栄養調査に加え、地域の生態、文化的背景をも包括的に捉える「フィールド栄養学」の調査手法を用いる点に独自性がある。 さらに、本研究では地域の食で生活習慣病の改善を目指すことから、生活習慣病が社会問題となる可能性のある多くの地域において、地域の食から健康にアプローチするモデルとなる可能性をもっており社会的貢献度も高い。
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