研究課題/領域番号 |
16K16678
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 多摩大学 (2017-2018) 立命館大学 (2016) |
研究代表者 |
韓 準祐 多摩大学, グローバルスタディーズ学部, 専任講師 (00727472)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 身体障害者 / 観光 / 旅行 / 余暇 / 阻害要因 / 社会福祉関係 / 観光学 |
研究成果の概要 |
自宅における休養やテレビや映画、ドラマ、スポーツ等の鑑賞が身体障害者の主な余暇活動として行なわれている。観光の頻度に関しては、1年間、「1回か2回程度」が多く、旅行の際には家族が同行することが多い。身体障害者やその家族は、バリアフリー商品についてあまり知っておらず、知っていたとしても費用の高さや自由度の低さ等から利用したことがないという回答が多数を占めた。旅行・観光において最も苦労する段階に関する質問に対しては、回答者の約6割が観光旅行の最中に困難を直面すると答えており、準備計画段階の約1割を大きく上回った。回答者の約7割が改善点として観光施設のバリアフリー化を求めていることも確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
身体障害者の観光の現状と阻害要因を明らかにするための基礎的知見を示したことに意義があり、研究を継続することでより彼らの余暇活動を含む生活の側面までも見えてくると考えている。身体障害者によって行われる余暇活動は、自宅における休養が多く、テレビや映画視聴が占める割合も多かったが、他方では海外旅行の経験の豊富で、週末に必ずスポーツを楽しむ人も少なからずいた。また、彼らの観光における阻害要因の一つとして経済的な側面は確かに挙げられるが、旅行商品を選ぶ際に自由度も重要な要素であることも明らかになった。先入観や偏見なく彼らが行う観光を捉えると同時に、彼らの観光しやい環境づくりに役に立つ研究結果が得られた。
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