研究課題/領域番号 |
16K16688
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
伊吹 友秀 東京理科大学, 教養教育研究院野田キャンパス教養部, 准教授 (70713014)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 生命倫理学 / 徳倫理 / 研究倫理 / 先端医科学技術 / 生殖補助医療 / 着床前診断 / ミトコンドリア置換 / ゲノム編集 / 徳倫理学 / 胎児 / 遺伝学的検査 / 偶発的所見 / 看護倫理 / ロボット倫理 / 生命倫理 / ゲノム医療 / デザイナーベビー / 医療倫理 / 3人の遺伝的親 / 倫理学 |
研究成果の概要 |
本研究は、生命倫理学領域の問題に対して、徳倫理的なアプローチ、すなわち、行為者の徳や人柄を主体的な問題関心として扱うアプローチの可能性や限界について検討することを目的としている。具体的には、徳倫理的な観点から、先端的な生殖補助医療技術の倫理的な是非の問題を考察し、そのような手法の体系化や徳倫理的なアプローチ自体について批判t系に考察を加えた。本研究期間内で実際に検討した生殖補助医療技術の倫理問題としては、着床前診断、ミトコンドリア置換技術、ゲノム編集技術などがある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、従来、義務論的なアプローチや功利主義的なアプローチが中心的であった生命倫理学領域の問題分析において、徳倫理的アプローチの可能性と限界を検討するものであり、その意味では生命倫理学領域の問題解決のいて新しい道を拓くものであったと0いえる。また、本研究で特に取り上げた着床前診断やミトコンドリア置換、ゲノム編集などは今後の技術的発展が予想される分野であると同時に、少なからぬ倫理的懸念がある技術でもある。そのため、これらの先端医科学技術の規制や推進を考えていく際に、本研究で示された分析が一助となるものと考える・
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