研究課題/領域番号 |
16K16690
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
秋吉 亮太 早稲田大学, 高等研究所, その他(招聘研究員) (20587852)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 論理学の哲学 / 数学の哲学 / ブラウワー / ヒルベルト / 理論計算機科学 / ラムダ計算 / 数学基礎論 / 証明論 / 哲学 / 論理学 / 直観主義 / フッサール / 証明論的意味論 / 数学・論理学の哲学 / 形式主義 |
研究成果の概要 |
ブラウワー直観主義を証明論的手法で検討することで次の成果が得られた.哲学的研究については,(i) ブラウワーのバー帰納法の証明についての証明論的な解釈 (ii) ゲンツェンの無矛盾性証明における内容的な要素と形式的な要素の関係の解明 .論理学的研究については(i) Ω規則の証明論的研究 (ii) Ω規則の理論計算機科学への応用.
これらの成果はすべて,哲学や数学基礎論,理論計算機科学分野における国際的な査読付き雑誌や会議で発表された.Ω規則という伝統的な証明論(数学基礎論)の手法をツールとしたこれまでの研究の成果が出たとまとめられる.また,竹内外史の論理哲学に関する研究を開始することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでブラウワー直観主義とヒルベルトの形式主義は対立する学派であるとみなされてきたが,ヒルベルトに由来する証明論的手法でブラウワー直観主義を探求したことで,これらの学派の間にこれまで気づかれて来なかった哲学的なつながりや論理学的なつながりを見出すことができた. さらに,日本が産んだ最大の論理学者である竹内外史の思想を研究するという新たな方向性を得た.
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