研究課題/領域番号 |
16K16695
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
根本 裕史 広島大学, 文学研究科, 教授 (00735871)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | チベット仏教 / チベット文学 / 美文詩 / 中観思想 / チベット古典文学 / 宗教歌 / ツォンカパ / 人間観 |
研究成果の概要 |
チベット仏教ゲルク派の美文詩・宗教歌の内容・形式の分析を通じて、中観思想と文学の融合という視点から、チベット文化史の一側面を解明した。第一に、ゲルク派の創始者ツォンカパの『縁起讃』とその註釈文献を精査し、彼らの関心が中観派の修道論と詩的世界の構築に向けられていたことを明らかにした。第二に、ゲルク派の学僧チャンキャ・ロルペー・ドルジェの宗教歌『知見の歌』とその註釈文献を精査し、この歌に特徴的な「顕現と空性の連合」という思想がチベットにおける宗派間対立の融和につながっている点を明らかにした。さらに付随して、サンスクリット叙情詩『メーガドゥータ』のチベット語新訳を完成し、出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、チベット仏教ゲルク派の美文詩・宗教歌について「インド・チベット中観思想史」および「インド・チベット文学史」という複合的な視点から考察することにより、分野融合的チベット文化研究の新たな構築を目指すものである。現代のチベット問題の文化的背景の解明につながる。青海師範大学の扎布教授との共著出版など、中国在住のチベット人研究者との交流を促進した。
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