研究課題/領域番号 |
16K16704
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
鈴木 祐丞 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 助教 (90749623)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | キェルケゴール / 実存主義 / キリスト教 / デンマーク / 宗教哲学 |
研究成果の概要 |
本研究では、日記を活用した後期キェルケゴール思想の研究を行い、以下の成果を得た。 (1)日記を活用したキェルケゴール研究という方法論を構築するとともに、その普及に努めた。 (2)後期キェルケゴール(1848年から1852年)の著作活動において中心的役割を果たす『死に至る病』と『キリスト教の修練』について、この時期の日記の記述を手がかりに、その執筆と刊行の意味を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのキェルケゴール研究においては、(仮名)著作の思想ばかりがクローズアップされてきたが、彼の日記に定位することにより、彼にとって最重要であった彼自身の信仰のあり方との関係性で、彼の著作活動の全体を理解するという、新しいキェルケゴール理解のための道が示されることとなった。例えば彼の主著『死に至る病』の執筆・刊行は、彼にとって自らの信仰を賭けた戦いという意味合いを持つことが理解されることとなった。
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