研究課題/領域番号 |
16K16717
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
齊藤 紀子 お茶の水女子大学, グローバルリーダーシップ研究所, 基幹研究院研究員 (60769735)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 洋楽受容史 / ピアノ / ヴォーリズ / アメリカンホーム / 洋風住宅 / 家庭音楽 / 音楽学 / 近代日本 / アメリカ / 建築 / ヴォ―リズ / 近代 |
研究成果の概要 |
現存する建築、図面などの一次史料、関係者による記録物などから、多くのヴォーリズ建築が楽器を備えていたことを示した。ヴォーリズ自身、オルガンやピアノを弾くことができたが、洋風の自宅を構えようとする日本人に、居間(洋室)にピアノを備えることをすすめていたことがわかった。一部の建築については、現存するピアノや楽譜、レコードから、どのような音楽空間が築かれていたか、具体的に示し得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築を中心に築かれてきたヴォーリズ研究に対して、音楽と深い関わりのある新たなヴォーリズ像を音楽学の視点から提示した。また、日本で広く普及したピアノについて、住宅をはじめ生活が営まれた場に着目した調査により、この楽器が一般の人びとに広まる過程をよみといた。この点については、「ヴォーリズの諸活動にみる音楽の諸相:日本の教養としての音楽文化を考える」(JSPS19K12988)でひき続きとり組む。
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