研究課題/領域番号 |
16K16722
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 鹿児島国際大学 |
研究代表者 |
伊藤 綾 (小田 綾 / 伊藤) 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 教授 (50767043)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | マックス・レーガー / ドイツ歌曲 / 韻律と拍節の関係 / 言葉と音楽の関係 / 歌曲作曲技法 / 拍子記号の独自性 / モティーフの拡張 / マックス・レーガーの歌曲 / リヒャルト・シュトラウスの歌曲 / All' mein Gedanken / 歌曲の比較分析 / 歌曲の統辞論的分析 / Leise Lieder / レーガーの作曲技法の独自性 / レーガー歌曲におけるR.シュトラウスの影響 / Schlichte Weisen / リヒャルト・シュトラウス / Friede / レーガー展 / 歌曲 / 音楽のユーモア / 歌曲の統辞論的研究 / 芸術諸学 / 美学 / 音楽学 |
研究成果の概要 |
本研究では、マックス・レーガーの歌曲を統辞論的に分析することを通して、以下の大きくふたつの成果をあげることができた。 1)リヒャルト・シュトラウスとレーガーの共通するテクストを持つ歌曲を比較分析することにより、レーガー作品におけるシュトラウスの影響と、そこから独自の作曲技法を追求したレーガーの姿勢を具体的に明らかにした。 2)レーガーの独唱歌曲の分析を通し①ひとつないし複数のモティーフを楽曲全体に拡張させる手法。②1小節のみの拍子記号の変化をもつ楽曲において、拍子記号(視覚的情報)と拍節(聴覚的情報)に齟齬を持たせる手法。のふたつの独自の作曲技法を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マックス・レーガーはさまざまなジャンルにおいて数多の楽曲を残しているが、多種多様な技法を駆使しているため、これまで「レーガーらしさ」すなわち「レーガー独自の作曲技法」について具体的に明らかにした研究はほとんどなかった。その点から、本研究でふたつの「レーガー独自の作曲技法」を明らかにしたことは、レーガーの作品分析研究において大きな一歩となったと考える。とくに歌曲のジャンルにおいては、一部の歌曲ばかりが分析される傾向にあったが、本研究でこれまで誰も取り上げなかった歌曲を考察したことは、今後のレーガーの歌曲およびその他のジャンルの研究においても、重要な布石になったと言えよう。
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