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包装紙等の実用的作例における浮世絵師の画業研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K16738
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 美術史
研究機関山梨県立博物館

研究代表者

松田 美沙子  山梨県立博物館, 山梨県立博物館, 学芸員 (60746311)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード浮世絵 / 包装紙 / 実用的 / 菓子袋 / 白粉袋 / 江戸時代 / 錦絵 / 出版
研究成果の概要

本研究「包装紙等の実用的作例における浮世絵師の画業研究」は、今まであまり焦点が当てられてこなかった、浮世絵師による包装紙等実用的な作例を調査することにより、浮世絵師が活動していた環境や、多面的な画業を提示することが目的である。調査によって、実用的な作例の中でもとりわけ菓子袋の制作に浮世絵師が関わりを持っていたことや、既存の錦絵等が菓子袋の図柄に影響を与えていたことが判明した。また、菓子袋の制作背景としていくつかのパターンが考えられること、さらに江戸時代における錦絵制作以外の浮世絵師の活動の一端を示すことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、浮世絵師が携わった実用的な作例の中でも、とりわけ菓子袋においてその事例が数多く残されていることを改めて明示した。浮世絵師というと錦絵が主な調査・研究の対象となる中で、こうした実用的な事例にも浮世絵師が深く関わっていることが判明したことにより、浮世絵師の画業をより正確に理解するためのデータを提供することができた。また、調査の中で菓子袋制作に多様な制作背景があることが明らかとなったが、江戸時代の出版事情を論じる上で、新たな事例を提示することができた。

報告書

(6件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 3件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 菓子袋の制作背景について―浮世絵師の作例を中心に―2021

    • 著者名/発表者名
      松田美沙子
    • 雑誌名

      山梨県立博物館研究紀要

      巻: 15 ページ: 1-12

    • NAID

      40022580177

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 溪斎英泉の「白粉包み」2019

    • 著者名/発表者名
      松田美沙子
    • 雑誌名

      浮世絵芸術

      巻: 177 ページ: 26-31

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 山梨県立博物館所蔵の菓子袋に関する一考察2018

    • 著者名/発表者名
      松田美沙子
    • 雑誌名

      山梨県立博物館研究紀要

      巻: 第12集 ページ: 74-93

    • NAID

      40021646129

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2022-01-27  

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