研究課題/領域番号 |
16K16743
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
下西 進 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 研究員 (10760811)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 現代写真 / 日本写真 / 写真史 / 山岸章二 / カメラ毎日 / 写真表現 / カメラ雑紙 / アーカイブ / 日本写真史 / オーラル・ヒストリー / ドキュメンタリー / オーラル・アーカイブ |
研究成果の概要 |
本研究は、雑誌『カメラ毎日』の編集者として日本の写真表現発展に貢献した山岸章二のアーカイブを作成し、日本の現代写真史を研究するものである。山岸章二の妻であり写真キュレーターの山岸享子氏が東京芸術大学附属図書館に寄贈した書籍資料や山岸章二に関する一次資料(手書きメモ、音声テープ、印刷物等)を中心に山岸の業績を調査した上で、山岸章二と交流があった写真家などに取材を行った。 一次資料はアーカイブ化し、インタビュー取材はオーラル・アーカイブを作成した。これにより、山岸に関する事柄や山岸の人物像などこれまで記録されてこなかった事象が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで写真家の個別研究や写真史の編纂は進んでいるが、編集者や写真ディレクターといった存在に着目した研究は乏しいのが現状である。 本研究では、編集者であり日本における写真プロデュースの先駆者である山岸章二を取り上げ、山岸旧蔵資料を基に、彼の活動を記録した。また、米国大手の学術書に山岸の活動を広く紹介する記事を執筆した。 これにより、雑誌や写真集の編集者に関する研究が、戦後日本の写真表現の再評価へ繋がると考えられる。
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