研究課題/領域番号 |
16K16760
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
中村 ともえ 静岡大学, 教育学部, 准教授 (70580637)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 谷崎潤一郎 / 源氏物語 / 玉上琢彌 / 窪田空穂 / 与謝野晶子 / 佐藤春夫 / 芥川龍之介 / 文章読本 / 古典の現代語訳 / 『源氏物語』 / 作家による現代語訳 / 山田孝雄 / 玉上琢弥 / アカデミズム / 国文学 / 国語学 / 口語文 / 文章論 |
研究成果の概要 |
谷崎潤一郎の『源氏物語』の現代語訳(「谷崎源氏」)の研究を中心に、以下の研究を行った。翻訳による近代日本語の変質を批判する谷崎の評論と、その後の古典の現代語訳の関連を明らかにした。「谷崎源氏」の改訳・改訂と、『源氏物語』の敬語に関する研究の接点を明らかにした。また、与謝野晶子の『源氏物語』に関連する仕事、窪田空穂による『源氏物語』訳についても考察を行った。口語文については、芥川龍之介と佐藤春夫の評論も比較・検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
谷崎潤一郎には、『文章読本』に代表される文章論と、『源氏物語』の現代語訳(「谷崎源氏」)に代表される古典の現代語訳の仕事がある。創作を重視する近代文学研究においては軽視されてきたものだが、『文章読本』も『源氏物語』の現代語訳も、同時代から現在まで作家による類例が多数存在している。それらを「口語文」というテーマで総合的に検討する視座を示したことが、本研究の意義である。
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