研究課題/領域番号 |
16K16767
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
本廣 陽子 上智大学, 文学部, 准教授 (40608931)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 源氏物語 / 古注釈 / 三条西公条 / 長珊聞書 / 連歌師 / 中古文学 / 国文学 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は以下の二点である。一つは、『長珊聞書』に見られる公条説の特異性と『長珊聞書』の編纂意図との関係を明らかにすることで、『長珊聞書』から分かる公条の講釈の実態を明らかにした。二つ目は、三条西公条の源氏物語解釈の中でも特に語注に着目することによって、源氏物語に対する公条の注釈態度の一端を明らかにした。 これらについて、研究代表者は、①「『長珊聞書』における「御説」の位置づけ(二)―「花宴」巻―」、②「源氏物語の語注に見る三条西公条の注釈態度」の2本の論文を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
室町時代後期において源氏物語研究の権威であった三条西家の中でも、その権威を盤石なものとした三条西公条の源氏物語解釈の様相を具体的に明らかにすることによって、源氏物語が書かれた時から現在に至るまでどのように人々に読み継がれてきたのか、その享受の歴史において重要な位置を占める室町後期の源氏物語研究の実態を明らかにすることができた。
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