研究課題/領域番号 |
16K16775
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 筑紫女学園大学 (2018) 立命館大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
須藤 圭 筑紫女学園大学, 文学部, 准教授 (70706613)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 狭衣物語 / 諸本 / 古筆切 / 本文 / 異文 / 注釈 / 享受 / 源氏物語 / 池田亀鑑 / 文学一般 |
研究成果の概要 |
本研究は、平安時代後期に成立した『狭衣物語』を対象とし、従来、十分な現存写本の考察が行われていなかった状況を打開するため、現存写本の網羅的な調査によって、研究環境の整備をはかり、『狭衣物語』研究のさらなる進展を目指したものである。 具体的には、各地に伝存する写本の調査をとおして、既存の本文系統論を再検討し、学界未紹介の写本・注釈書を発見することができた。また、『狭衣物語』研究の知見を活かして、新たな『源氏物語』研究のありかたを提示することもできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本文学史上、もっとも評価される文学のひとつとして『源氏物語』を挙げることができる。知名度はもちろんのこと、あらゆる面で、充実した研究がなされているといってよい。ところが、古来、『源氏物語』に並び評された『狭衣物語』は、いまだ一般に広く認知されているとはいいがたく、研究環境の整備も十分になされているとはいえない状況にある。 本研究は、『狭衣物語』の現存写本の実態解明をとおして、その研究をいっそうひらかれたものとし、物語文学史の解明に資することを目指したものである。
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