研究課題/領域番号 |
16K16778
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 別府大学 |
研究代表者 |
澤西 祐典 別府大学, 文学部, 講師 (30771133)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 日本近代文学 / 比較文学 / 英語教育 / イギリス文学 / アメリカ文学 / アイルランド文学 / 芥川龍之介 / 英語副読本 / 翻訳 / 国文学 / 英語教科書 / 英米文学 |
研究成果の概要 |
芥川龍之介が編纂した英語副読本『The Modern Series of English Literature』(全八巻・1924-5・興文社)について、未邦訳作品を中心に全20篇を精選し、『芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚』(柴田元幸氏との共編訳・岩波書店・2018)を刊行した。 また「芥川龍之介編 The Modern Series of English Literatureについて・補遺」(『別府大学大学院紀要』、2019・3)では田端文士村記念館所蔵の序文原稿や全収録作の出典を明らかにした他、「アンソロジスト・芥川龍之介」(『図書』岩波書店、2019・3)では芥川の編纂意図に改めて迫った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
芥川龍之介がその晩年に編纂した副読本『The Modern Series of English Literature』(全八巻・1924-5・興文社)は、芥川を理解する上で非常に重要なアンソロジーである。今回の研究における成果として、全51篇からなるこのアンソロジーから未邦訳作品を中心に20篇を精選し、『芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚』(柴田元幸氏との共編訳、岩波書店、2018)として上梓した。芥川と各作品・作家との関連も同書に記した。これにより、芥川が旧制高等学校の学生(現代の「大学生」)のために選んだ作品群を広く知ってもらう機会を作ることができ、新聞・雑誌等でも多数取り上げられた。
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