研究課題/領域番号 |
16K16810
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
渡邉 登紀 日本大学, 文理学部, 准教授 (50632030)
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研究協力者 |
堂薗 淑子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 六朝 / 鮑照 / 湛方生 / 陶淵明 / 中国文学 |
研究成果の概要 |
本研究では、晋宋期に長江流域で活動した陶淵明・湛方生・鮑照の詩文を考察対象とするにあたり、これらの詩文のテクストの書誌学的調査および現存資料の限界をしばしば指摘される六朝詩文の新資料の発掘を行ってきた。国外では、上海図書館をはじめとした中国国家図書館(北京市)、復旦大学古籍研究所(上海市)、国立国家図書館(台北市)、国内では東京大学東洋文化研究所、京都大学人文科学研究所において、多くの六朝期に関連する古籍の調査を行い、明・清・民国期における六朝詩文に関する古籍の流通状況の解明に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果の学術的意義は、しばしば現存資料の限界性を指摘される六朝詩文について、鮑照の別集である『鮑氏集』をその例にとりあげて、当該書の流伝経路のを明らかにすると同時に、近年発見された新資料の資料的価値の検証を行ったことが第一に挙げられる。また、その社会的意義としては、デジタル時代の現代において、ややもすると軽視されがちな目録および目録学について、書誌学的見地から現代的意義を問い直したという点にあると言える。
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