研究課題/領域番号 |
16K16817
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
池田 晋 筑波大学, 人文社会系, 助教 (40568680)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 重複表現 / 重畳形式 / 構文 / 複文 / 中国語 / 主題 / 焦点 / 文法 / 中国語学 |
研究成果の概要 |
中国語は同一要素の繰り返しを多用する言語である。従来、文法研究の対象としては「重畳形式」と呼ばれる形態変化ばかりが注目を浴びてきたが、それと類似の形式的・意味的特徴を持つ重複表現については、十分な関心が注がれてこなかった。本研究では、そうした問題意識のもと、いくつかの重複表現についてケーススタディをおこない、意味や機能を詳しく記述するとともに、それらの構造の中で重複という手法が用いられる原因を考察した。また、これらの表現と重畳形式が意味や機能の面でどのように関連しているかについても分析をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではいくつかの重複表現について分析をおこない、各構造の用法や意味を記述するとともに、同一要素の繰り返しが個々の構造においてどのような機能を担っているかを明らかにした。同一要素の繰り返しが全称や多様性の解釈を生み出すことや情報構造に影響を及ぼすことを明らかにした点は、これまでの研究では指摘されてこなかったことであり、本研究の独創的な知見である。また、本研究の成果は教学の面、とくに中級以上の中国語教育の現場での応用が期待できる。
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