研究課題/領域番号 |
16K16830
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 亜細亜大学 (2019) 麗澤大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
金 廷ミン (金 ジョンミン) 亜細亜大学, 経済学部, 准教授 (30510044)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 中断節 / ドラマ吹き替え / 語用論的意味 / 日韓対照言語学 / 対応関係 / 英語台詞 / 韓国ドラマ / 日本語吹き替え / nuntey / 日韓対応 / 生起頻度 / 共起形式 / 英語原作 / (間)主観性 / 談話機能 / 日本語教育 / 韓国の日本語教材 / 韓国語 / 日本語 / 日韓対照 / 語用論 / 談話 |
研究成果の概要 |
本研究は主節を随伴せず、「けど」「し」のみで発話を完結する「中断節」対象に、日韓対照言語学の観点から分析を行ったものである。特に日本語と韓国語の中断節の種類別生起頻度と対応関係の解明を中心課題とし、日韓ドラマの対訳集、韓国ドラマの日本語吹き替え、英語を基準言語とする映画台詞の日韓対訳集など様々な用例に基づいて実証的な分析を行い、両言語間における中断節の語用論的機能に関する類似点と相違点を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来日韓対照研究分野では主に日韓対訳小説の用例が分析に用いられてきたのに対して、本研究では韓国原作ドラマの日本語吹き替え、英語の映画台詞の日韓対訳集を用いた点で分析対象としたデータに新規性があり、より客観的な研究成果を提供できた点で学術的意義がある。また、本研究では日韓両言語における中断節の種類別使用頻度と対応関係を客観的な数値でもって実証的に分析した。その結果、形式的に類似しているように見える日韓の中断節には、その頻度と語用論的機能において差があることが明らかになり、今後、言語類型論における中断節の通言語学的な変異および動機付けの解明において手助けになるものと考える。
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