研究課題/領域番号 |
16K16839
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 目白大学 (2017-2019) 関西大学 (2016) |
研究代表者 |
氷野 善寛 目白大学, 外国語学部, 専任講師 (80512706)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 中国語教育史 / 基本語彙 / 中国語 / 中国語教材 / 形態素解析 / 中国語研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、明治初期に北京官話を対象とした中国語教育が始まってから現代までの中国語教育史、そしてその中で教えられてきた中国語の語彙がどんなものであったのかということを、中国語教材という視点から検証できないかと考え、様々な視点から原資料に対する検証を試みたり、教科書が収録する単語を解析するためのシステム構築を行ったりしながら、中国語教材を中心としたデータベースの構築を行ったものである。 研究成果の一部である、形態素解析システムと中国語教材の書誌データベース及び、中国語基本語彙検証データベースについてはウェブ上で公開している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
北京官話を対象とした中国語教育は明治期から現在まで100年以上もの間、実施されてきている。歴史を紐解き、それぞれの時代で学ばれてきた中国語がどういったものだったのかを知ることは、単に教材の歴史を知るだけではなく、それぞれの時代の人々がどういった眼差しで中国を見ていたのかということまでも知ることができる。しかし会話書、教科書といった資料は図書館などの公の機関の蔵書になりづらく、永らく研究対象にもなっておらず、研究を実施するための基礎資料も限定されたものしかなかった。そこで本研究ではそういった資料を積極的に収集、データベース化することで、今後当該分野の研究環境を整えるという意義があったと考える。
|