研究課題/領域番号 |
16K16840
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
川瀬 卓 弘前大学, 人文社会科学部, 講師 (80634724)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 歴史語用論 / 配慮表現 / 行為指示 / 感謝・謝罪 / 副詞 / 前置き表現 / 定型化 / 標準語 / 不定語 / 近代語の分析的傾向 / 近代語の分析的 / 日本語史 / 近代語 |
研究成果の概要 |
本研究は副詞と前置き表現に注目して、行為指示と感謝・謝罪における配慮表現の歴史的変遷を明らかにした。行為指示における配慮表現については、前置き表現の発達、それと標準語の確立・普及との関連、配慮のストラテジーの変化を記述した。感謝・謝罪における配慮表現については、副詞「どうも」の歴史的変化を明らかにした。さらに、研究の進展とともに見えてきた関連するいくつかの文法現象についても考察した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
副詞や前置き表現など、述語部分以外の要素に注目して対人的コミュニケーションの歴史を考察する本研究は、従来の配慮表現の歴史的研究で手薄であった部分を解明するものである。また、本研究は配慮表現の歴史的研究の発展に寄与するだけでなく、近年注目されつつある歴史語用論(言語運用の歴史を明らかにすることを目指す方法論)の発展や、日本語文法史において重要な現象の一つである近代語の分析的傾向の解明にもつながるものである。
|