研究課題/領域番号 |
16K16842
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 神戸大学 (2021-2022) 国立民族学博物館 (2020) 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2017-2019) 大阪大学 (2016) |
研究代表者 |
林 由華 神戸大学, 人文学研究科, 助教 (90744483)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 琉球諸語 / 危機言語の記録・保存 / 方言バリエーション / 宮古語 / 話者意識に基づく方言境界 / 話者意識に 基づ く 方言境界 / ドキュメンテーション / 方言差 / 消滅危機言語 / 言語記録 / 電子博物館 / 談話資料 |
研究成果の概要 |
本研究では、宮古語諸方言の9地点(大神、狩俣、西原、佐良浜、久松、西里添、上地、来間、宮国)での自然談話の映像・音声の収録を行い、それに書き起こしや訳などのアノテーションを付与した動画資料を作成した。これらを広く公開するためのウェブサイトを整備し、そこで以前に収集したデータも含めて9つの動画・音声を公開した。これらの活動を地域の高校と協働で行い、言語ドキュメンテーションを地域コミュティーと協働で行うことの有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、消滅危機に瀕した言語である宮古語の複数方言について、アノテーション付きの自然談話の映像・音声資料を作成・公開し、研究者をはじめ広く一般に使用することができる形に記録した。これは、方言差を含めた日琉諸語の実態やそれと共に育まれた文化を未来に残し、研究可能性を広げること、また失われていく地域文化の記録として地域の遺産や文化保持・学習のための素材になるという点で、学術的にも社会的にも意義を持つものである。
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