研究課題/領域番号 |
16K16863
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
黄 美蘭 首都大学東京, 国際センター, 特任助教 (30747126)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 中国人留学生 / アルバイト経験 / キャリア意識 / アルバイトの目的 / アルバイトの肯定感 / アルバイトの職種 / 将来のキャリア意識 / 中国人私費留学生 / 中国人日本語学校生 / 中国人男子私費留学生 / アルバイトの経験 / 異文化理解 / 異文化間コミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究では中国人日本語学校生と大学・大学院生を対象にアルバイトに従事した目的、アルバイトを通して得たと認識する肯定的側面、及び将来のキャリア意識について調査を行った。分析の結果、アルバイトの目的として『経済的理由』『日本社会・日本人との交流』『心理的満足』『消極的理由』の4因子が得られた。アルバイトの肯定感として『自己成長』『将来のキャリアへの認識』『日本語能力の向上』『日本人の職務態度への学び』『金銭の獲得』『ネットワークの構築』の6因子が抽出された。将来のキャリア意識として『中国・日本関連企業への就職志向』『起業志向』『第三国志向』『日本での就職志向』『将来不透明性』の5因子が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
留学生が留学先を選ぶ決め手に「卒業後の留学先での就労が可能かどうか」が重要な選択肢になっていく(武田,2012)。日本ではアルバイトに従事しながら学業を続けられるという、「西欧ではアルバイトという手段で自活しながら勉学はできないことが多く、それが可能なのは日本しかない」(山田,2010)メリットが挙げられる。このような中、多くの中国人私費留学生が従事するアルバイトの経験が将来のキャリア意識に及ぼす影響について検討することは、今後の中国人留学生の受け入れ増にはもちろん、「出口」である日本国内での就職活動支援、中国人留学生と日本人の異文化間教育、留学生教育にも大いに役立つものと考えられる。
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