研究課題/領域番号 |
16K16865
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京経済大学 |
研究代表者 |
白戸 智子 (松永智子) 東京経済大学, コミュニケーション学部, 准教授 (60735801)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ハワイ / 日本語テレビ / モビリティ / 放送史 / エスニシティ / 教育 / メディア / 多文化社会 / 記憶の継承 / 絵本 / ラハイナ大火 / 日系人 / 日本語メディア / 移民 / エスニック・メディア / 聞き取り / アウトプット / 加藤秀俊 / 柳田國男 / メディア論 / 世相史 / パーソナルコミュニケーション / 交通 / 大河ドラマ / 地域メディア / コミュニティ / 災害報道 / 英字新聞 / O-Bon Festival / テレビ / 移動 / エスニックメディア / 家族 / インタビュー / 日本語 / 日本語教育 / メディア史 / 歴史社会学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1980年代に隆盛した米国・ハワイの日本語テレビ放送史を記述し、現地でのフィールドワークから、視聴者やコミュニティに対する教育的機能を考察することであった。当初の想定より長期にわたった研究において、まずは新聞・雑誌といった文字資料や放送局関係者へのインタビューから放送史を書き起こすとともに、インターネット通信や携帯型スクリーンの普及によって「日本語テレビ」というメディアが改編されていく過程を描くことになった。その教育的機能についても、家庭のリビングにある据え置き型のテレビから、各個人が携帯しながら移動するスクリーンへの比較メディウム論として検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1980年代から現代までのハワイ日本語テレビ史に挑んだ本研究は、世代交代を含む日系コミュニティの変容と、インターネットの台頭に伴うメディア環境の激変という二重の変化が同時に進行していく過程を記述することになり、メディア史研究・エスニシティ研究双方に貢献するものである。観察した各視聴者のメディア実践は、グローバル化と情報化の進展する現代で、世代を超えた文化継承がいかになされるのかについて示唆を与える事例となっている。
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