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高等教育で求められる手話通訳スキルの研究―話者の論理・態度伝達のための訳出方略―

研究課題

研究課題/領域番号 16K16870
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外国語教育
研究機関筑波技術大学

研究代表者

石野 麻衣子  筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 特任研究員 (50589405)

研究協力者 白澤 麻弓  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード手話通訳 / 通訳者養成 / 高等教育 / 障害学生支援 / 聴覚障害 / ろう・難聴 / 言語学
研究成果の概要

本研究では、聴覚障害学生が高等教育機関で学ぶ際に使用する手話通訳のうち、特に聞き取り通訳(音声日本語から手話への変換)について、どのような訳出技術があれば、話者の論理や態度を正確に伝達できるのかを明らかにすることを目的とした。
この結果、起点談話(原文)の語順通り表出するのではなく、日本語とは異なる言語である手話への翻訳が必要であること、具体的には、①主体の態度がより明確になる語彙選択を行う②前後の文の関係性をより明確化する文または接続詞を明確に表出する③数の大小、立場の上下、過去と現在など、対比が明らかな場合は、これを効果的に挿入する、といった訳出方略が明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果、高等教育場面において具体的に必要とされる訳出方略が明らかになったことで、今後聴覚障害学生支援の現場で、より質の高い手話通訳の提供が可能になることが期待できる。
また、これまで聴覚障害者福祉向上の観点から、主に生活場面における活用が想定されてきた手話通訳養成においても、本研究で得られた知見も活かして養成することで、手話通訳者が高等教育場面にも対応可能となり、結果、聴覚障害学生の学習環境の質的向上が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 高等教育における手話通訳実施のための体制及び養成に関する一考察 ─ ギャローデッド大学における実態調査報告 ─2019

    • 著者名/発表者名
      石野麻衣子
    • 雑誌名

      筑波技術大学テクノレポート

      巻: 26 ページ: 63-68

    • NAID

      120006576818

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 高等教育における手話通訳の訳出―主題と主題に関する説明に注目して―2017

    • 著者名/発表者名
      石野麻衣子
    • 雑誌名

      日本手話通訳士協会・日本手話通訳学会 研究紀要

      巻: 15 ページ: 36-44

    • NAID

      120006643078

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 高等教育場面の手話通訳における論理・態度伝達に関する一考察2019

    • 著者名/発表者名
      石野麻衣子
    • 学会等名
      第17回日本手話通訳学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Gallaudet大学における手話通訳の実態2018

    • 著者名/発表者名
      石野麻衣子
    • 学会等名
      全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN)第4回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 高等教育における手話通訳の訳出傾向―主題と主題に関する説明に注目して―2017

    • 著者名/発表者名
      石野麻衣子、白澤麻弓
    • 学会等名
      第15回日本手話通訳学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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