研究課題/領域番号 |
16K16888
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 秀明大学 |
研究代表者 |
星野 由子 秀明大学, 学校教師学部, 准教授 (80548735)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 英語教育学 / 基本語 / 多義語 / 語彙習得 / 英語教科書 / 英語 / 語彙 |
研究成果の概要 |
平成28年度版中学校英語教科書を出版している6社について、3学年中のどの時点でそれぞれの意味が現れたのかを調べたデータベースを構築することができた。その結果、すべての教科書で同時期に現れた語義もあれば(例:aboutの「…について」、oldの「年をとって古い」など)、中学1年の前半で初出の出版社もあれば中学3年の前半で初出になる出版社もあるような、初出の語義の時期がばらついているものもあった(例:shortの「ものの長さが短い」など)。また、passの「時間が過ぎる」などは6社中2社でのみ使用されている語義であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基本語は多くの意味で使用されるにも関わらず、どのような意味をどの時点で教えるべきかについては明確な基準がないことが明らかになった。現在の中学校英語教科書は文法シラバスに基づいて作られているが、どのようなテーマであれば英語を使って理解したり表現したりすることができるかという観点も重要である。実際に小学校の英語教科書は文法シラバスではなくテーマに基づいて作られており、その際には様々な語義を持つ基本語を使いこなすというポイントが重要視されてくるであろう。そのような観点から、基本語の語義分類を行なった本研究は意義があるものと考えられる。
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