研究課題/領域番号 |
16K16891
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
長尾 明子 龍谷大学, 国際学部, 講師 (60570124)
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研究協力者 |
ミカン ピーター
上條 武
西条 正樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 実践共同体 / 正統的周辺参加者 / Learner development / ジャンル・アプローチ / クラスルームリサーチ / L2 Writing / Learner Development / L2 writing / 学習と熟達化 / EFLライティング / ジャンルアプローチ / Communities of Practice / SFL / Genre / Writing-to-learn / FL writing / Novice learners / 外国語教育 / クラスルーム・リサーチ / 正統的周辺参加者理論 / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
実践共同体とは、集団メンバー間で技巧と知識の習得が可能になる環境のことである。大学生と教員で構成される,一つの英語ライティングクラスルームを実践共同体の一つとして捉えた。混合研究法を取り入れ,その実践共同体の中で,英語学習者が新人から経験ある学習者へどのように移行するかを明らかにした。 分析の結果,(1)英語の知識や技術に関する変化について,学習者のエッセー構成と言語的特徴の選択に関する気づきが見られた。(2)他メンバーとの人間関係、(3)参加度合に関する検証結果は、実践共同体を構成する「共同の事業」「相互の従事」「共有されたレパートリー」の要素が相互に伸びることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内の英語教育やクラスルームリサーチに関する混合研究法の順次的探求デザインを取り入れた研究は限定されている。 本研究では,クラスルーム単位を一つの実践共同体として扱うことの妥当性を証明し、学習とは学習者が所属するコミュニティーメンバーとのコミュニケーション、物や道具などによって構造化されたシステムとメンバー間の協調関係などの要素も学習過程に包括されていることを立証した。「英語学習環境を文脈したクラスルーム」に関する実践共同体の定義を明らにし,特にリメディアル学習者(正統的周辺学習紙者)の英語能力や技術、他メンバーとの人間関係やアイデンティティー構築に対する,教育支援方法を提示した。
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