研究課題/領域番号 |
16K16897
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
及川 琢英 北海道大学, 文学研究院, 専門研究員 (30553036)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 帝国日本 / 植民地軍隊 / 満洲国軍 / 対日協力政権 / 徴兵制 / 奉天軍 / 馬賊 / 陸軍士官学校留学生 / 植民地 / 奉天派 / 張作霖 / 対日協力者 / 傀儡軍 / 関東軍 / 日中戦争 / ノモンハン戦争 / 奉系軍閥 / 軍事顧問 / 日ソ戦争 / 馮徳麟 / 満系軍官 / 日系軍官 / 軍隊 |
研究成果の概要 |
満洲国に設置され、関東軍の統制下にあった満洲国軍に関して、特に同軍に参加した在地勢力の動向に着目し、研究した。成果としては、満洲国軍の前史として満洲国軍に参加した満系、モンゴル系軍官、日本人軍事顧問の出自や背景、軍の発展や日系軍官、軍事顧問による統制、国兵法および治安維持部隊から対外作戦補助部隊への性格の変化、軍の崩壊と朝鮮戦争への展望について新たに知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
満洲国軍に参加した人材は、日露戦争を起点とし、満洲国崩壊後は朝鮮戦争にも関わっており、帝国日本の植民地拡大とその崩壊に関して、日露戦争から朝鮮戦争までを連続的に捉える視角を獲得し得る。また同人材は、日系、満系、モンゴル系、朝鮮系と東アジアに広くわたっており、満洲国軍を軸に据えることによって、東アジアにわたる広い視野を持ち得る。 また満洲国軍事顧問は、他の中国の対日協力政権軍の顧問として転出していることからも、満洲国研究への貢献だけではなく、さらに他の対日協力政権研究へと連繋していくことができる。
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