研究課題/領域番号 |
16K16899
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
小松 賢司 福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (00712621)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 地域史 / 地域社会 / 村落 / 史料 / 福島県 / 福島 / 近世 / 地域 / 近世史 / 日本近世史 |
研究成果の概要 |
本研究は、現福島県中通り・浜通り地方を対象として、史料群の所在確認や調査・整理など研究の基盤整備に重点を置きつつ、その成果をもとに近世地域史研究の進展を目指そうとするものである。その成果は以下のようである。①対象地域の自治体史等に掲載された近世史料の情報をデータ化した。②三春城下中町川又家文書の整理を行い、目録を刊行した。③三春中町川又家が町役人として三春藩との間で取り結んだ関係や、塩問屋として生産者・荷主・町内塩商人などと取り結んだ関係を明らかにした。④非領国地帯の信達地方について、領主支配の規定性を重視する視点から地域社会を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世地域史研究の停滞状況を克服するためには、領主支配の規定性を十分に踏まえながら、各地域社会の特質部分に徹底的にこだわり、各地の事例を類型的に把握することが必要である。様々な領主支配の形態が併存する一方、領域間相互の経済的な繋がりが強い現福島県中通り・浜通り地方は、上記の課題に迫るために有効なフィールドであるが、研究環境が他地域に比して著しく立ち後れている。こうした現状を踏まえ、近世地域史研究を進展させるための基盤を一定程度整備した。あわせて今後の研究の進展に資する論点を抽出することができた。
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