研究課題/領域番号 |
16K16902
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡本 真 東京大学, 史料編纂所, 助教 (50634036)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 日明関係 / 遣明船 / 倭寇 / 朱印船 / 南蛮貿易 / 日本史 / 交流史 / 対外関係史 |
研究成果の概要 |
本研究では、国内外における史料調査により得た知見をもとに、日本中近世移行期の対外関係を検討した。これにより、日本が明代中国へ派遣した船による遣明船貿易、海禁を破って海外へ繰り出した華人を中心におこなわれた倭寇勢力による貿易、来航したポルトガル人ないしスペイン人商人による南蛮貿易、豊臣秀吉や徳川家康らから朱印状の発給を受けて渡航した船による朱印船貿易の、連続性と時代の経過につれて生じた変容を実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究では、遣明船貿易、倭寇勢力による貿易、南蛮貿易、朱印船貿易は、別個に研究が深められる傾向が強かった。そして、それらのあいだにおける連続性や変容については、ある程度巨視的な観点から言及されることこそ皆無でなかったものの、実証的な研究が十分でなかった。そうした研究状況を打破し、15世紀~17世紀の日本の対外関係における連続性と変容を、史料にもとづき論証するに至った点に、本研究の学術的意義がある。また、それによって、より実態に則した形での歴史認識の手がかりを提供した点に、社会的意義が存する。
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