研究課題/領域番号 |
16K16907
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
八木 直樹 大分大学, 福祉健康科学部, 准教授 (00526684)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 戦国大名 / 守護 / 室町幕府 / 朝廷 / 大友氏 / 守護系戦国大名 / 官位 / 豊後大友氏 / 戦国期九州 / 権威 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、戦国大名大友氏と室町幕府・朝廷との関係を明らかにすることである。成果として、戦国期の大友氏当主が室町幕府・朝廷から獲得した守護職などの幕府官職と官位などの栄典について、彼らがいつ何を獲得したのかを明確にした。大友義長は3つ、大友義鑑と大友義鎮は8つの幕府官職と栄典を獲得していた。これらには、大友氏が申請のもの(主に守護)と幕府側より与えられたもの(主に栄典)があった。戦国大名大友氏と室町幕府・朝廷との交渉の頻度は、保守的なイメージとは異なり多くはなかった。本研究により遠国の戦国大名と室町幕府・朝廷との関係のあり方を提示することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、戦国大名研究は東国大名の成果が多く、戦国大名と室町幕府・朝廷の関係を検討した研究には畿内近国の事例が多い。九州大名大友氏の視点から室町幕府・朝廷との関係を検討した本研究の成果は、多様な存在形態を示す戦国大名のケーススタディとして貴重である。また、歴代大友氏当主が獲得した栄典、大友義鎮の生母、大友義統の元服時期といった本研究で確定した基礎的事項は、今後の地域における大友氏研究・戦国史研究の進展に寄与できると考える。
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