研究課題/領域番号 |
16K16912
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
兼平 賢治 東海大学, 文学部, 准教授 (30626742)
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研究協力者 |
八木 光則
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 岩手県 / 石碑 / 地域 / 近世 / 石造物 / 盛岡藩 / 地域性 / 仙台藩 / 日本近世史 / 地域文化 / 被災地 / 歴史資産 |
研究成果の概要 |
これまで各市町村レベルで把握・分析がなされてきた石碑について、各自治体が刊行する石碑調査報告書などを基に県レベルで数量的・統計的に把握・分析を行い、より広域な範囲における石碑の種類や分布を検討し、県内の地域性を検討することが本研究の課題であった。 本研究の成果として、県域をほぼ網羅した石碑のデータベースを構築することができた。また、より精緻なデータを得るために、紫波町と岩泉町において悉皆調査を実施して石碑の把握に努めた。こうしたデータにもとづき、沿岸部と内陸部における石碑の種類や分布の違いを明らかにし、近世の盛岡藩領の歴史や文化を読み解く素材としての石碑の有用性を具体的に示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世の石碑について、これまで歴史的な記念碑として単体で紹介されたり、各市町村域のレベルで悉皆調査が行われることはあったが、より広範な県域レベルで数量的・統計的に把握して、その種類や分布のあり方について検討が加えられることはなかった。 そこで、県域レベルで石碑のデータベースを構築して検討を加えた結果、石碑の建立と分布には、各地域の歴史や文化、生業が密接に関わっており、石碑が地域の特質を解明する研究素材として有用であることを、具体的に示すことができた。また、研究の過程で成果報告会を開催したことにより、一般市民にも研究成果を還元し、石碑に対する関心を喚起し得たことは、本研究の貴重な成果であった。
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