研究課題/領域番号 |
16K16913
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
大塚 紀弘 法政大学, 文学部, 講師 (10468887)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 印刷 / 版本 / 版画 / 版木 / 板碑 / 律三大部 / 宋版 / 中世 / 日本史 / 文化史 / 中世史 |
研究成果の概要 |
第一に、版本の書誌学的な研究として、中国唐時代および宋時代に撰述された戒律関係の仏典を集成した律三大部を主な対象とし、資料調査に基づいて版本の流布状況を明らかにした。第二に、版画の図像学的な研究として、六字名号および阿弥陀三尊来迎図を主な対象とし、資料調査に基づいて版木と版画の相互関係を明らかにした。第三に、これまでの研究成果に基づいて、著書『日宋貿易と仏教文化』を刊行し、論文「鎌倉時代の日宋交流と南宋律院」などを公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本中世の版本、版画などの印刷メディアについては、資料調査が蓄積されつつある一方で、歴史像を描く素材としては、十分に活用されているとは言い難い。本研究で、資料調査の成果に依拠しつつ、日本中世の印刷文化の一端を具体的に描き出したことには、学術的な意義があると考える。また、東アジア文化史・社会史の構築を念頭に、東アジア世界という広い視野に立って、日本中世の印刷文化について追究したことには、社会的な意義があると考える。
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