研究課題/領域番号 |
16K16914
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
廣木 尚 早稲田大学, 大学史資料センター, 講師(任期付) (00756356)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 史学史 / 郷土史研究 / 地誌編纂 / 地方史学会 / アカデミズム史学 / 歴史地理学 / 研究者ネットワーク / 史料編纂 / 中島久万吉筆禍事件 / 日本史 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本近代の歴史学界の形成過程を、アカデミズム史学と地方の歴史研究との関係から考察することを目的として遂行された。 具体的には、東京における歴史学界の全国的動向についての調査と、足利、熊本、金沢、仙台、新潟に赴いての、地域の歴史研究の動向の分析を行った。 その結果、各地の歴史研究がアカデミズム史学との連携のもとに進展したこと、その中から、後に地域の歴史編纂事業を主導する研究者たちが現れることなどが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、1890年代に相次いで創設された奥羽史学会・九州史談会・北陸史談会の実態を検討し、それら「地方史学会」と帝国大学を拠点とするアカデミズム史学との関係や、20世紀以降活発化する郷土史研究との関係を追跡した。この研究成果は、これまで個別的に捉えられてきた各地の郷土史研究の総合的な把握を可能にするとともに、従来、外部との連携を欠いた孤立的営みとみなされてきたアカデミズム史学の社会的役割を再考することにもつながる重要な成果である。
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