研究課題/領域番号 |
16K16922
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大塚 修 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00733007)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ペルシア語文化圏 / イルハーン朝 / ティムール朝 / 宮廷文化 / 文芸活動 / 写本 / 『オルジェイト史』 / イスカンダル・スルターン / 『集史続編』 / 写本研究 / 『集史』 / カーシャーニー / 普遍史 / ラシード・アッディーン / ティームール朝 |
研究成果の概要 |
本研究では、世界9ヶ国15都市の図書館・博物館・研究機関で写本調査を行い、イルハーン朝時代(1256-1357)からティムール朝時代(1370-1507)にかけてペルシア語文化圏で編纂された文献の情報を、その分野を問わず網羅的に収集した。その上で、それぞれ文献の献呈対象者や編纂の背景を分析することにより、この時代の学術活動の実態と宮廷文化の様相を、地方政権の事例も含めて、明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究では、イルハーン朝がペルシア語文芸活動の興隆に果たした役割が重ねて強調されてきたものの、その典拠とされる作品は、「有名な」一部の歴史書や文学作品に限定されており、その評価は一面的なものにすぎなかった。これに対し、学界に紹介されていない作品も含む全ての分野の文献を考察の対象とすることで、地方政権の宮廷文化の様相をも明らかにした本研究は、新たな視点だけではなく、新たな文献史料を提示するという意味でも、ペルシア語文化圏史研究に大きく寄与するものと言えるだろう。
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