研究課題/領域番号 |
16K16927
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
飯田 祥子 龍谷大学, 文学部, 講師 (30769211)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 五一広場東漢簡牘 / 『後漢書』 / 後漢時代 / 郡県制 / 中国古代史 / 後漢 / 地方官府 / 東洋史 |
研究成果の概要 |
後漢時代の地方統治体制について、『後漢書』と五一広場東漢簡牘にもとづいて検討を行った。公開済の五一広場東漢簡牘に対して、基礎的な整理を行ない、一部の行政文書に対して日本語訳を作成した。司法に関わる業務に関連して、郡太守府は県廷に対して指示・命令や譴責を下しており、当該史料は後漢時代における郡と県の関わりの強さを反映する。その知見を『後漢書』の記述と比較した。地方統治において司法が重視され、儒家思想に基づく文言が用いられる背景には、後漢中期における中央の政治情勢の影響が存在すると判断される。
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