研究課題/領域番号 |
16K16933
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
池上 大祐 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00633562)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 米軍基地 / 自決権 / グアム / 市民権 / 軍事基地 / 軍政統治 / アメリカ海軍 / 境界 / 米海兵隊 / 米海軍政府 / ジョン・コリア / 民族問題研究所 / アメリカ市民権 / 西洋史 |
研究成果の概要 |
アメリカ国立公文書館にて、米海兵隊、米海軍作戦司令本部、海軍作戦本部の記録から、グアム軍政統治に関する史料を入手することができた。また、トルーマン州立大学にて、ジョン・コリア文書を入手することができた。これらの史料をもとに、論文「第二次世界大戦後におけるアメリカ知識人のグアム認識-エスニック問題研究所(IEA)の言論活動を素材として―」、学術報告「アメリカ海軍によるグアム軍政統治と軍事基地」を発表した。これらの成果により、グアムという地域の「境界性」と基地の帝国アメリカの実態が浮き彫りになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者自身が生活している沖縄の現状を深く意識することから、現代社会がの本質を理解しようとする隣接学問(平和研究、国際政治学、文化人類学等)との共同・連携へと展開することができる。平和構築に向けた現状と課題、新自由主義のもとで分断されていく主体間の連帯の問題、グローカルな地域社会の展望などといった課題に取り組むための「知」の共同体の構築に貢献することが可能となった。具体的に、歴史教育をテーマにしたアウトリーチ活動も展開し、学術研究の成果を中等教育機関での社会科教材として活用する方法について、地域住民や地域の学生と共有することができた。
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