研究課題/領域番号 |
16K16948
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 公益財団法人古代学協会 |
研究代表者 |
市川 創 公益財団法人古代学協会, その他部局等, 客員研究員 (80372134)
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研究協力者 |
佐藤 寛子
島﨑 未央
山下 大輝
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 上方瓦 / 近世 / 大坂 / 考古学 / 近世瓦 |
研究成果の概要 |
本研究では、江戸時代の大坂で生産された瓦を主な研究対象として、その生産と流通の実態の把握に努めた。その結果、瓦がどのように変遷するかという基礎的な知見を得ることができたほか、時期によって流通範囲に変化があることを把握することができた。こうした流通範囲の変化は、17世紀における航路開発や江戸幕府の産業政策と関わっている可能性が高く、今後、他分野との連携によって、より知見を深められる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
江戸時代に生産された瓦については、その膨大な出土量が災いして、これまで考古資料として十分に評価されてこなかった。本研究のもっとも大きな意義は、こうした江戸時代の瓦を歴史復元のための資料として位置付けた点にある。また大坂における瓦の生産拠点であった南瓦屋町の水帳(住人台帳)の翻刻や、航路開発や幕府の産業政策との関連性を指摘したことで、今後、近隣分野との連携により、さらに知見が深められる可能性を指摘したことも、本研究の成果として挙げられる。
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