研究課題/領域番号 |
16K16955
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
原口 剛 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (40464599)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 場所 / モビリティ / 労働 / 都市下層労働者 / 記憶 / 文化地理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、第一に、戦後の寄せ場地域や港湾地域を対象として、労働運動の展開過程に関わる一次資料を収集・アーカイブ化するとともに、インタビュー調査によって貴重な証言を記録することができた。これらの記録やそれらの分析により得られた知見は、ウェブサイトの作成・公開などの方法によって公表した。第二に、本研究の調査研究から得られた理論的知見を国内外の学会やカンファレンスにおいて提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、寄せ場や港湾といった複数の対象地とした資料収集・分析やインタビュー調査によって、流動することを常とする都市下層労働者が形成する場所のありようを捉えたという点にある。そのことにより本研究は、「場所」概念を複数的かつ動的な過程として把握する可能性を開いた。また本研究の社会的意義としては、その記録的価値の高さが挙げられる。本研究においては、都市下層労働者の運動に関連する貴重な一次資料を幅広く収集し、デジタル化することによって、長期的に保存・参照しうるアーカイブを作成した。また、ウェブサイトを作製することによって、諸資料を閲覧しうる環境を構築した。
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