研究課題/領域番号 |
16K16957
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 専修大学 (2020-2022) 大分大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
久木元 美琴 専修大学, 文学部, 教授 (20599914)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 保育 / 子育て支援 / 地理 / 大都市圏 / パリ / 東京 / ケアワーク / 東京圏 / 福祉サービス / 都市部 / 待機児童 / 都市政策 / 東京大都市圏 / 都心 / 郊外 / 国際比較 / 生活空間 |
研究成果の概要 |
本研究では,フランスおよび日本における多様な保育拠点について,制度的背景と各都市の地域特性を踏まえながら,資料調査およびアンケート調査・聞取り調査を踏まえて,需給実態を把握し,パリ大都市圏と東京大都市圏における相違点と共通点を検討した.また,研究期間の途中で発生した世界的なCovid-19パンデミックが生じたことから,多様な保育拠点を含む「保育のレジリエンス」を検討するうえで貴重な知見となる緊急時下の保育拠点の利用実態や多様なサポート資源の不足の実態や家庭保育における負担,多様な保育拠点拡充における課題を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大都市圏の多様な保育拠点について,フランスと日本における保育体系や大都市圏における移民労働力への依存度の違いといった相違点の反面,パリ・東京の両大都市圏において中心部と郊外での地域差,都市内部のエリアごとの住民・保育者の所得階層や住宅形態とストックが保育需給に影響しているといった点での共通点が見出された.このことは,都市社会地理学的観点からの大都市圏の保育拠点の研究を発展させるうえで新たな研究視角をもたらすものである.
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