研究課題/領域番号 |
16K16958
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
深瀬 浩三 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (50631884)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 農業(食料)地理学 / 農産物産地 / ブランド化戦略 / フードシステム / バリューチェーン / 農産物・食品産地 / 日本 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、グローバル化の進展によって日本の農業や食を取り巻く環境がダイナミックに変化している中で、食の安全・安心の確保を図るために、ブランド化を積極的に推進している農産物産地を事例に、生産、加工、流通に関わる各主体によるバリューチェーンの構築を明らかにした。農産物産地は、産地の立地、生産する農産物の商品的性格と生産規模などに応じて、多様な販売チャネルの中から多様な取引・分業体制を構築していた。その中でも農産物やその加工品のブランド化戦略は、品質だけではなく、産地の銘柄、歴史や文化、自然、エピソード、認証評価が価値に大きく関与していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食と農を結ぶ地域ブランド農産物の生産・加工、流通に関わる各主体の機能、役割、関係性について、価値創造の供給連鎖(バリューチェーン)からのアプローチは、地理学でもとても有効であるといえる。空間的特性を明らかにする地理学のように、ブランド化のメカニズムとその空間的特性を明らかにすることで、今後の日本の農業政策がとるべき方向性や地域農業の衰退の抑制、農業・農村振興の手がかりが掴めることができると考える。今後も事例研究を蓄積して、体系的把握と理論化を検討していきたい。
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