研究課題/領域番号 |
16K16960
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
日比野 愛子 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (00511685)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 人工細胞 / ラボラトリースタディ / 多重性 / 科学技術社会論 / 道具論 / 人工物 / 実験室のエスノグラフィ |
研究成果の概要 |
人工細胞をデザインしている国内実験室へのフィールド調査に加え、研究会への参与観察、実験室関係者・産学連携専門家へのインタビュー、関連文献のレビューを実施した。成果として、科学者共同体(コミュニティ)の中で人工細胞の複数のモデルがどのように成り立っているのか、また、それらが統合にいたる際の産業化の影響を明らかにすることができた。海外事例との比較を通じて、日本の科学実践が持つ固有の特徴についても試験的な理論的枠組みを作ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、科学の実践現場で課題となるモノやモデルの多重性について新たな理論的枠組みを提出している点にある。人工細胞デザイン現場のエスノグラフィックデータを得ていることも学術的に大きな貢献をなす。また社会的意義として、新しい生命(人工細胞)の創造という問題性の高い課題に対し、産業化の影響や、他国と比較した際の日本の特徴を明らかにしていることで、科学政策や生命倫理の議論に不可欠の前提資料を与える。
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