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“表現”と“信仰”との間にはいかなる関係があるのか? 米国黒人キリスト教会の事例

研究課題

研究課題/領域番号 16K16964
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関富山大学

研究代表者

野澤 豊一  富山大学, 人文学部, 准教授 (80569351)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード文化人類学 / 民族誌 / ペンテコステ派/カリスマ派 / アフリカ系アメリカ人 / 発話 / パフォーマンス / 音楽 / ミュージッキング / 宗教 / ペンテコステ派 / アメリカ黒人 / ペンテコステ/カリスマ派キリスト教
研究成果の概要

米国の黒人教会は、礼拝儀礼において音楽を多用することでよく知られている。とりわけペンテコステ派ないしカリスマ派と呼ばれる宗派では、信者たちは忘我的なダンスや(「異言」と呼ばれる)忘我的な発話をしたり、「証し」や「祈り」などの発話を頻繁に行う。そうした礼拝儀礼はひどく騒がしいものである。本研究はそうした様々な行為がどのようなコミュニケーション機能をもつ「表現」なのかということを分析した。そのうえで、それらが個人の「信仰」を支えうるという仮説をインタビューや観察によって得られた民族誌的なデータによって確かめた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

宗教的信念に限らず、様々なタイプのコミュニティへの所属意識がどのように形成されるのかというのは、学問的関心に限らない、私たちの社会における一般的かつ重要な問題である。本研究は、コミュニティのなかで個人の存在表明が発話や行為によって行われることが、個人の所属意識に大いに関連するということを示唆するものである。また本研究は、そうした表現が他者との相互作用のなかで促されながら表出するということ、すなわち、他者や規則によって押し付けられる類のものでもないことを示唆している。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017 その他

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] アメリカ黒人ペンテコステ派教会における悪魔祓い2018

    • 著者名/発表者名
      野澤豊一
    • 学会等名
      「宗教と社会」学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「信じている」と語り歌うこと:黒人ペンテコステ派キリスト教におけるオラリティ2018

    • 著者名/発表者名
      野澤豊一
    • 学会等名
      シンポジウム「オラリティを捉え返す:ミュージッキングと語りの間から」(国立民族学博物館共同研究「音楽する身体間の相互作用を捉える」公開シンポジウム)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] かれら/私たちは音楽のパワーを借りて何をしているのか?――文化人類学的フィールドから考える2017

    • 著者名/発表者名
      野澤豊一
    • 学会等名
      シンポジウム「コトとしての音楽を考える――出来事・参与・対話からのアプローチ」(主催・「音楽と社会」研究会)
    • 発表場所
      立命館大学・衣笠キャンパス創思館
    • 年月日
      2017-02-12
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [備考] 富山大学文化人類学研究室ホームページ

    • URL

      http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/bunjin/index.html

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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