研究課題/領域番号 |
16K16972
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
飯田 高 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (70345247)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 社会規範 / 法 / 系統学 / 法社会学 / ルール / 基礎法学 |
研究成果の概要 |
本研究は、法や社会規範などの社会的ルール(共同体における協力規範・取引ルール・組織ルール)がいかなる系譜を辿って形作られてきたかを、系統学の方法を用いながら明らかにすることを目的とする。過去および現在の社会的ルールを広く収集したうえで類縁関係と系統分化の過程を推定し、社会的ルールの普及または消滅の軌跡を示す。本研究では、理論を構築するための前提として、無尽講・頼母子講をはじめとする相互扶助の慣習、企業が従っている取引上のルール、組織内のルールなどを調査し、多様な種類のデータを収集した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究では、文化系統学の手法を使った先行研究を検討したうえで、多様な種類のデータを収集した。これらの調査から鍵となる要素として浮かび上がったのは、その時々の経済環境と、人々の集団ないしネットワークである。経済状況や市場が変動していく中で人々がどのようなルールを採用・変更してきたのか、その過程において人々がどのような集団やネットワークを形成または解消してきたのか。学術的にも実践的にも重要なこれらの問いに対して的確な答えを出すためには、事例分析を拡充して諸要素の因果関係を解明することが必要になる。2019年度からは基盤研究(C)に移行し、因果関係についての問いはそこで取り組んでいる。
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