研究課題/領域番号 |
16K16973
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐藤 団 京都大学, 法学研究科, 准教授 (30612387)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ザクセン=マクデブルク法 / マクデブルク法 / 中世都市法 / ハレ / 参審人 / 参審人文書 / 都市文書 / 中世中・東欧 / 中・東欧 / ザクセン=マクデブルク法 / マクデブルク / 都市法 / 参審人団 |
研究成果の概要 |
中世の中・東欧では「ザクセン=マクデブルク法」と講学上呼ばれる法が広く伝播した。その法を用いていた諸都市の中でも重要度の高い都市がハレ市であった。同市には数百年にわたって裁判記録が残されており、多くの研究にも用いられてきた。その史料の未校訂部分の校訂とその分析を行った。また、近隣の小都市の記録についても同様の作業を行い、中世都市の法実務について具体例を提示した。最終的な成果として校訂が刊行された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、既存の校訂に見られた問題点が適示され、また部分的にはその修正がなされた。また内容的な分析を行うことで、都市における裁判制度の変容やローマ・学識法の浸透の経過、また大学における(法学)教育の影響などについて具体的な例が提示された。近隣の一小都市に関する一次史料の校訂と検討により「ザクセン=マクデブルク法」圏における法照会と法教示の実際の運用について具体的な像を描くことができた。 本研究の成果は、法制史(とりわけ都市法史)のみならず、隣接諸分野(歴史学、言語学)などの研究にも利用可能な史料基盤の拡充に資するものである。
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