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監獄学(刑事政策学)継受過程の再検討―「日本的特質」をめぐる言説に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 16K16979
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 基礎法学
研究機関舞鶴工業高等専門学校

研究代表者

兒玉 圭司  舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (10564966)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード行刑史 / 監獄制度史 / 刑事政策 / 未決拘禁 / 警察監獄学校 / 人足寄場 / 監獄法 / 監獄学 / 大日本監獄協会 / 監獄則 / 基礎法学 / 日本法制史 / 刑事法学
研究成果の概要

本研究は、監獄をめぐる1890年代から1940年代の議論において、「日本的」な要素がどのような形で言及されているかを把握しようと試みたものである。
その結果、日本においては、時代ごとに背景は異なるものの、監獄制度の改良にあたって、歴史的な要素が繰り返し参照・言及されていることを確認できた。
これらの成果によって、ドイツ法の影響が強いとされてきた、同時期の行刑史に対する単線的な理解に、一定の修正を迫ることができる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、日本の監獄改良をめぐる1890年代から1940年代の議論を取り上げた。
多くの新出史料を用いて立法過程を論証したことで、同分野の研究水準・実証性を高めるとともに、従来の理解の一部を修正することができた。
また、当時の人々が議論の中で「日本的」(伝統的)要素を参照し、言及する背景についても考察を加えた。これによって、当時の法学や法解釈を論じる際に重要な視点を提示できたのではないかと考える。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2020 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 大正・昭和戦前期における未決拘禁制度改革ー未決拘禁施設の独立をめぐってー2020

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 雑誌名

      法学紀要(日本大学)

      巻: 61 ページ: 35-59

    • NAID

      40022281217

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 明治20(1887)年の「監獄則改正草案」―その編纂過程を中心に―2019

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 雑誌名

      法史学研究会会報

      巻: 22 ページ: 123-133

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 1880年代における監獄改良論者の人脈と思想的基盤について2018

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 雑誌名

      法文化叢書(刑罰をめぐる法文化)

      巻: 16 ページ: 67-97

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 大日本監獄協会創設期の人脈とその関心2018

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 雑誌名

      刑政

      巻: 129(11) ページ: 60-69

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 矯正図書館のあゆみとその所蔵資料2017

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 雑誌名

      刑政

      巻: 128(10) ページ: 56-63

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 奈良監獄の建設とその背景2017

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 雑誌名

      刑政

      巻: 128(2) ページ: 58-65

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 1940年代後半における監獄法改正作業の解明に向けて 矯正図書館所蔵資料および團藤文庫を用いて2017

    • 著者名/発表者名
      児玉圭司
    • 雑誌名

      龍谷大学矯正・保護総合センター研究年報

      巻: 6 ページ: 30-41

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 人足寄場をめぐる言説空間2016

    • 著者名/発表者名
      児玉圭司
    • 雑誌名

      法文化叢書(再帰する法文化)

      巻: 14 ページ: 93-121

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 明治日本の「監獄学」―その系統と論点の把握に向けて2017

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 学会等名
      法制史学会第447回近畿部会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 「監獄学」成立期の人的な繋がりと思想的基盤について2017

    • 著者名/発表者名
      兒玉圭司
    • 学会等名
      法制史学会東京部会第268回
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 團藤重光研究2020

    • 著者名/発表者名
      福島 至
    • 総ページ数
      344
    • 出版者
      日本評論社
    • ISBN
      9784535524712
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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