研究課題/領域番号 |
16K16998
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際法学
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研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
小寺 智史 西南学院大学, 法学部, 教授 (80581743)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 規範の柔軟性 / 国際労働法 / 国際労働機関 / 開発の国際法 / FTA / ASEAN / 国内実施 / 実質的平等 / ILO / 国際法学 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として指摘できるのは、規範の柔軟性に関する既存研究の体系的な整理である。1960年代以降の開発の国際法において活発であった規範の柔軟性研究が、1980年代以降、その勢いが急速に衰退することを明らかにした。他方で、開発の国際法それ自体に関しては、近年、仏を中心に「再燃」とも呼べる現象を見て取ることができることも判明した。しかし、同現象においても、国際労働法における規範の柔軟性は取り上げられることはなく、本研究の新規性を改めて確認することができた。また、先行研究に基づき、現在、ILO諸条約やFTAに挿入されている規範の柔軟性の体系的な類型化を行った点も、本研究の成果といえよう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、国際労働基準に導入された「規範の柔軟性」の理論的及び実証的な分析を通じて、途上国における労働者の人権状況と途上国の発展の間の関係、さらに同関係に対する国際法の意義及び限界を明らかにするものである。 現在、サプライチェーンのグローバル化と人権意識の国際的な高まりを通じて、途上国における労働環境に対して関心が集まっている。本研究が明らかにした規範の柔軟性の理論的及び実践的状況は、今後のグローバルな国際経済関係を把握するうえで、重要な視点を提供するものといえる 。
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