研究課題/領域番号 |
16K17049
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 茨城大学 (2018) 名古屋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
川島 佑介 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (60760725)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 都市政治 / 都市行政 / 世界都市 / 都市間競争 / 中央地方関係 / ロンドン / 東京 / ロンドン五輪 |
研究成果の概要 |
本研究では、ロンドンと東京の世界都市建設の比較研究を行った。(1)なぜ両者で主導アクターが異なったのか、(2)アクターが異なったことは、世界都市にどのような影響を与えたのかについて検討を行った。分析に際しては、一次資料やインタビュー調査を用いた。 (1)アクターの相違については、中央政府による地方自治体への介入の強弱による影響が確認された。(2)結果については、計画の展開方向の相違が示唆された。総じて、ロンドンは管理型都市建設、東京は競争型都市建設と表せられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)ロンドンの都市建設を管理的都市建設、東京の都市建設を競争的都市建設と特徴づけ、理論的にまとめあげた。それは、日英双方の都市行政全般の把握に貢献するものである。 (2)中央政府の選好には、地方自治体の選好や行動も影響を与えることが明らかとなった。 (3)都市建設分析において、経済や社会状況に還元する見方や特定の個人に依存する見方ではなく、中央地方関係による見方を貫徹した。すなわち、中央地方関係がアクターの選好や行動を規定するという見方である。これは、都市建設の可変性と安定性を示すものである。
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