研究課題/領域番号 |
16K17061
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
森山 花鈴 南山大学, 法学部, 准教授 (40635702)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自殺対策 / 政策過程論 / 行政学 / 公共政策 / 自殺予防 / 地方自治 / 政治学 |
研究成果の概要 |
日本における自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は、G7の中で第1位と、世界的に見ても高い水準にある。本研究では、インタビュー調査等を踏まえ、「個人の私的領域分野の問題として扱われてきた自殺の問題が、なぜ国家が介入するべき問題として政府に認識され、全国で推進される政策となったのか」を政策学的に分析した。さらに、自殺者数の減少をもたらした政策上の要因を探究した上で、効果的な自殺対策を推進するための国家・地域モデルを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、これまで私的領域分野の問題として捉えられてきた自殺の問題が「政策」として認知されていく過程を明らかにすることで、私的領域分野の問題かつ解決方法が解明されていない問題がどのように公共政策として課題設定されるのかということを明らかにすることができる。また、それを通じて、近年になって政策課題として浮上してきた児童虐待、少子化、食育、ドメスティックバイオレンスに対する対策などについても、今後の展開に重要な示唆を与えるものになると考える。
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